いろいろな表情を見せるこどもたち。
微笑み、涙を流し、まっすぐに前を見つめ、静かに瞳を閉じて・・・。
TONは実際のこどもを描いているのではなく 「大人の中にあるこどもの部分」を描いているのだと言います。
時に強く、時に淋しげなこどもたちの瞳は、見ている私たちに何かを語りかけ、かわいらしい表現の中に、かわいいだけではないTONの世界が見えてきます。
今回の作品展は、TONがアーティストとして絵を描きはじめた2000年から、今年2014年の最新作まで一同に展示します。
作品の大きさはもちろん、こどもの表情、色の深みなど、印刷では再現できない本物の作品の力をぜひ会場で感じて下さい。
TONはどんなふうにしてできてきたのか。
そして、これからどこへ向かうのか。
TONの重ねて来た色合い(トーン)の世界をお楽しみ下さい。
キュレーション 木村朱晶
TONがアーティストとして絵を描き始めた2000年から、
今年2014年に制作した作品までを集めました。
その数、約90点!!
これまでで最も大きな規模の作品展です。
今までグッズやポスターなどで利用されていながら
原画が公開されていなかった作品や、
一般には公開されていなかった作品も展示されます。
見たことのあるあの作品も登場するかもしれません。
この機会を逃すと二度と見ることができない作品も!?
明石発のご当地アイドルグループYENA☆(イエナ)の
デビューシングルの歌詞カードに使われた作品から
新しいイメージ画まで、YENA☆にまつわる全ての作品が揃います。
また、明石市立天文科学館で使われた
日本プラ寝たリウム学会のポスター原画が初公開!
2000年に明石ケーブルテレビの番組ガイドのために描いた作品から
今作品展のポスターとなっている最新作まで
明石にゆかりのある作品が勢揃いです!
TONのパネルの作品は、通常表面を保護するための
フィルムをつけて展示しています。
フィルムをつけることで作品は守られるのですが、
色の鮮やかさは若干落ちてしまいます。
また、色えんぴつ独特の質感やタッチなども感じにくくなります。
今回はなるべく作品本来の状態でお見せしよう!ということで、
すべてのパネル作品のフィルムを外した状態で展示します。
ぜひ作品本来の色の美しさ、深さ、作品の力を感じてください。
※作品は非常にデリケートな状態での展示となりますので、
鑑賞の際は作品に触れないよう、
またお荷物などが当たらないようご配慮ください。 |